
今回のエポカわ〜るどは、中途視覚障害者・佐々木健二さんを紹介した。
http://www.epocaclub.com/index.htm
30歳で中途視覚障害者となった佐々木健二さんは、「ささき治
療院」を経営する傍ら、「視覚障害者の自立をすすめる会」の会長
として、視覚障害リハビリテーションの啓発実施と中途視覚障害者
の自立支援活動に力を注いでいる。その模様を取材した。
■当日は、ささきあん摩鍼灸治療院の定休日。佐々木健二さんが、
明るく爽やかな笑顔で私を迎えてくれた。
「4月1日から新しい治療院に移転するので、今、部屋がごったが
えしています」
そんな部屋の中で、彼はまるで目が見えるかのようにスムースに
移動する。「ここに段差がありますから、気をつけてください」と
注意された。感心していると、「他のことを考えながら動くと、こ
の柱に頭をぶっつけるんですよ」と笑った。
電話が鳴る。お客さまからの申込みだった。通話が終わると、申
込み内容を点字で記録する。まことに手馴れたものだった。なによ
りも驚いたのは、目の見えない佐々木さんがパソコンを自由に操作
できることで、
「いただいた名刺はパソコンで読み取り、音声に変換します。ホー
ムページも読みとることができます」と、パソコンを操作して見せ
てくれた。
「ホームページのテキスト部分はわかりますが、残念なことに画像
や複雑な表は読み取れません。パソコンは一般のものを使っていま
す。問題はソフトで、市場が視覚障害者に限られているため非常に
高くつきます」
ちなみに視覚障害者用の主なソフトは次のとおり。
◇画面拡大ソフト・・・画面を拡大
◇画面読み上げソフト・・・音声に転換して聞く。
◇ピンディスプレイ・・・点字で読む
◇点字プリンター・・・点字文書の打ち出し
◇音声プラウザ・・・インターネットの利用
◇ワープロソフト・・・音声案内を利用して入力
以下略

このたびのエポカわ〜るどでは、まことに個性的で面白い方を紹介しました。本業は広島修道大学准教授、副業がお笑い芸人というストッパー・カシワギ(柏木信一)さんです。
カシワギさんのライフワークは、詐欺・悪質商法・欠陥商品問題対策。大学で詐欺などの手口を究明し、その成果をベースに消費者啓発活動を展開されています。この活動で特筆すべきことは、講談・落語・漫才・寸劇・紙芝居など芸事が取り入れられていることです。その理由は、消費者の心に残る活動をしたいということでした。
カシワギさんは見るからにお笑い芸人の風格を持った方で、今では大学の仕事より芸人の仕事の方に傾斜されているのかと思っていたら、予想に反して大半が学者で芸人は一部ということでした。
それにしても殺伐として味気ない今の世の中で、お笑いをまじえた消費者啓蒙活動をされることはまことに価値あることと思います。
記事の出だしの部分を紹介すると、
Q まず最初に、「振り込め詐欺」の手口について簡単に紹介してください。
A あなたのところに、こんな電話がかかってきたらどうしますか。
「お父さん(お母さん)、お金をすぐに振り込んで。副業で浄水器の仕事をしていたんだけど、資金繰りがつかなくなって会社のお金を使い込んだ。今、会社の監査が入っているのでばれてしまう。助けて!」
詐欺師が子どもさんになりすまして電話してきたところですが、こんなとき、人に相談せずにすぐに解決しようとしたら確実に詐欺にひっかかってしまいます。
Q そんなので、ひっかかるんですかねえ。
A 自分だけは絶対に大丈夫と思っている人が危ないんですよ(笑)。広島市の「振り込め詐欺」は全国でワースト5以内です。広島市は田舎と都会の中間のようなところなので、詐欺師からみると絶好の市場なんですね。しかも、消費者啓発がすごく遅れているんです。
Q それはたいへんだ。もし被害にあったら、カシワギさんのところに駆け込めばいいんですね。
A とんでもありません。個別的な問題の解決は警察や弁護士の仕事ですよ。ぼくの仕事は、消費者トラブルの実態を学問的に究明し消費者啓発をすることです。
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